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本来の太極拳の興りと鍛えること

執筆者の写真: 剛史 小坂剛史 小坂

太極拳は前にも言ったかもしれませんが、ふわふわ動く体操のように見えると思います。

ですが、本来は陳氏太極拳の歴史をたどると、太極拳は武術です。

どのような武術かというと、村を守るための武術です。山西省からの移民が生活する陳家溝という村があって、ここは河南省のいわゆる田舎に位置します。

決して裕福な村ではありませんでした。だけど、時折山賊に襲われます。なので、村人たちは自らの身を守る必要があったのです。この村に住む陳王廷というリーダー(倭寇退治に参加していた武将)が武術としても機能し、健康法にもなる拳法を、漢方のテキストである黄帝内経や彼の特技であった通背拳、陰陽思想、孫子兵法などをもとに編纂したのです。

村人たちは日々農業に従事しています、だから、フィジカルの面では相当のものを持っています。これをベースに毎日、農閑期は特に練習したのです。

さて、だから太極拳には鍛えるという要素が不可欠になるのです。よく師匠に言われたものです。「武術を学ぶのだから疲れて当然でしょう」と。こうした鍛えることが身体を健康にすることに繋がるのです。

ですが、現代人にとってなかなか鍛えることを毎日継続することは楽なことではありません。なので、練習を通してそれぞれに合った

鍛える方法を教えさせていただいています。




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